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カテゴリ:臨床 > 病院

地域医療支援病院は
病院の規模は原則として病床数が200床以上の病院であること。
他の医療機関からの紹介患者数の比率が80%以上(承認初年度は60%以上)であること。あるいは紹介率40%以上かつ逆紹介率60%以上であること。
他の医療機関に対して高額な医療機器や病床を提供し共同利用すること。
地域の医療従事者の向上のため生涯教育等の研修を実施していること。
救急医療を提供する能力を有すること。

いわゆる大病院で、特定機能病院≠地域医療支援病院

wikipediaによると「山梨県には承認病院がない」とのことで、調べてみるとたしかにない。
やっと、平成28年7月1日に山形県立中央病院が認められたそうです。
(ソース:http://www.ych.pref.yamanashi.jp/gaiyo/tksk_renkei.html)

となると、「山梨大学医学部附属病院」は承認されていないのかな?と気になるところ。
厚生労働省の病院一覧(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001hx9n-att/2r9852000001hxf2.pdf)を見ると、たしかに特定機能病院として認められてはいるものの、地域医療支援病院はない(H23の資料)

なんでだろう……?

地域医療支援病院と特定機能病院の違いについてまとめる必要がありそうです。

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seidouitsusei_syougai_woman
ソース:「先月まで私は女だったのです。何か問題でも?

性同一性障害の患者が戸籍を男性に変えた場合のケース。

男性と女性では検査値の評価が変わるというもの。特に違和感なくすんなり理解できることかと。
例えば体重。
男性は重く、女性は軽いのが標準。 体脂肪率では女性の方が高いです。
ここで取り扱われていたのは肺活量、こちらは患者の努力次第で値が変わってしまうってやつなのでちょっとややこしいかも?
重要なのは「比較的最近、他の医療機関で同様の検査を行ったときは問題なし」
このときは"女性"のままで、今回は"男性"として評価されたからこのようになったんでしょうな( ´ω`)/
これ、女性→男性だから違和感に気づけたから臨床検査技師の方の目に引っかかったのでしょうが、逆だったら多少悪化しててもそのままスルー(女性の基準は緩いから)されてたと思うと恐ろしい話。
最後に述べているように、検査値で見るのは生物学的な性差であるセックス(sex)で、社会学的な性差のジェンダー(gender)ではありません。

そういった評価だけでなく、検査値自体が変わることもあります(・ε・`)
この値の変化で分かりやすく有名なものだと、腎機能を評価するときに用いられるeGFRという値。
詳しくはこちらのページに分かりやすくまとめられています→「腎機能を計算する方法は?

性別の取り違いのせいで、薬物の副作用(腎障害)を間違えて評価しちゃうこともあるかもしれません。
このミスを防ぐ手段を、やんわりと患者と親しくなって打ち明けてもらうくらいしか思いつきませんでした。
デリケートな内容ゆえに綺麗な解決策はなし(´-ω-`)
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