seidouitsusei_syougai_woman
ソース:「先月まで私は女だったのです。何か問題でも?

性同一性障害の患者が戸籍を男性に変えた場合のケース。

男性と女性では検査値の評価が変わるというもの。特に違和感なくすんなり理解できることかと。
例えば体重。
男性は重く、女性は軽いのが標準。 体脂肪率では女性の方が高いです。
ここで取り扱われていたのは肺活量、こちらは患者の努力次第で値が変わってしまうってやつなのでちょっとややこしいかも?
重要なのは「比較的最近、他の医療機関で同様の検査を行ったときは問題なし」
このときは"女性"のままで、今回は"男性"として評価されたからこのようになったんでしょうな( ´ω`)/
これ、女性→男性だから違和感に気づけたから臨床検査技師の方の目に引っかかったのでしょうが、逆だったら多少悪化しててもそのままスルー(女性の基準は緩いから)されてたと思うと恐ろしい話。
最後に述べているように、検査値で見るのは生物学的な性差であるセックス(sex)で、社会学的な性差のジェンダー(gender)ではありません。

そういった評価だけでなく、検査値自体が変わることもあります(・ε・`)
この値の変化で分かりやすく有名なものだと、腎機能を評価するときに用いられるeGFRという値。
詳しくはこちらのページに分かりやすくまとめられています→「腎機能を計算する方法は?

性別の取り違いのせいで、薬物の副作用(腎障害)を間違えて評価しちゃうこともあるかもしれません。
このミスを防ぐ手段を、やんわりと患者と親しくなって打ち明けてもらうくらいしか思いつきませんでした。
デリケートな内容ゆえに綺麗な解決策はなし(´-ω-`)