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第1部 新薬の光と影/4 「たった1剤で国が滅ぶ」
近年、それもこの20年ほどの創薬において主流となっているテーマは「抗癌剤」
なぜかと言えば単純明快。お金になるから患者が多いからです。
日本における死因第一位は悪性新生物。ガンです。
ガンに対して薬を創るというのは「ガンに悩まされている患者を救う」という正義の面でも、適応患者数の多い市場に売り込むことで「ガッポガッポお金儲けやでー」って面でも美味しい。
薬局や病院もお金稼ぎは大事。お薬手帳をめぐる不思議な騒動はご存知の方も多くおられるのではないでしょうか?
手帳に加えて、今年から「かかりつけ制度」が始まっています。薬剤師の職能が試されるようになっているのかもしれません。

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